ひきからじりつ

心境を記録中・・・

そろそろ退院かな

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入院して7か月が経ち、先生との会話の中に「退院」という言葉が出てくるようになった。先生は、これまでの僕の変化が予想以上だったと喜んでくれている。「あとは、実生活でどう生かすかだね。」と。

「これから何をやってみたい?」と聞かれて、僕はすぐに答えられなかった。考えたこともなかった。でもそうか、もうそういう段階まで来たんだ。

先日、東京に寄る機会があった。行ってみたいと思っていた「クリスタルワールド」で蛍石を買った。海鮮丼を食べた。カレーも食べた。いろいろな家電を見て回った。バッティングセンターにも行った。初めて電子マネーで支払ってみた。

納得のいく石を買いたくて、さんざん吟味した。以前なら「万引きと間違えられたら嫌だ」と、手に取ることすらためらっただろう。食事の店に入るのは、今でも勇気がいる。外食の経験が少ないから、どうすればいいのか分からない。でも食べたいものを食べたい。以前のように、毎回コンビニで買って人気のない公園で食べることしかできないのは嫌だ。バッティングセンターは、そもそも場所が分からず近くの店員に聞いた。いざ行ってみると、僕の知ってるところと違って硬貨が使えない。どうやらプリペイドカードが必要なようだ。「めんどくさいからやめよう」と止めてしまった。でもあきらめきれずもう一度行った。あれ、バットってこんなに重かったっけ?100km/hってこんなに速かったっけ?こんなへたくそなプレーを後ろにいる人たちに見られるのは恥ずかしい。でもたまにミートできるとやっぱり楽しい!

人の中に行くときの不安は少なくなっても完全になくなったわけじゃない。でもそれ自体は自然なこと。問題は、その不安にとらわれて何もできなくなってしまうこと。だからあえて不安をそのままにして、そのうえで自分がやりたいことをやる。そうやって目的志向な行動を目指すこと、これが森田療法の「あるがまま」だと僕は理解している。

この森田療法、もう100年近く前からある手法だ。入院するとき、先生から渡された治療方針に書かれているのを見たときには、「なにを今さら」と内心思ったものだけど、いざ本を読んでみると、なんだ、ためになるじゃないか。

これまで得た知識と経験を、実生活でどう生かすか。先日の東京で実践してみて、これなら続けられそうだという手ごたえがあった。

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

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