ひきからじりつ

心境を記録中・・・

【レビュー】Gear VRを買ってしばらく使ってみた感想

hiki-jiritsu.hatenablog.com

ネットカフェ(自遊空間)で体験した「Gear VR」、もといGear VRで見た大人向け動画に感動して、Galaxy S6とGear VR(2016)を買った。

f:id:h_imwikr:20171208164415j:plain

初めのチュートリアルからして「やっぱり専用機は違うぜ!」とワクワクしながら使い始めてみたものの、次第に不満が目立ち始めた。映像のクオリティだって「Cardboard」と比べてそこまで高いわけでもない。「これならあえてGear VRを使う理由が見当たらない」とブログに書こうと思ったが、せっかくだからと無料コンテンツを片っ端から試しているうちに気付いたら魅了されていた。それからしばらく使った感想をまとめてみた。

Gear VRの強み

ラッキング性能がすごい

先に書いたように、映像のクオリティはCardboardと大差ない。S6はたしかに高解像度だが、それを生かせるコンテンツはほとんどない。あったとしても、S6では性能が足りないジレンマを抱えている。没入感に重要な視野角も、Cardboardと比べて明らかに広いとは感じない。それでもGear VRには圧倒的な「トラッキング性能」がある。頭の動きに正確かつ滑らかに追従してくれるから、スマホの画面を拡大して見ていることを忘れてしまう。少し大げさに言えば、実際にその世界を覗いているようにさえ感じる。この点はCardboardとiPhone 7 の組み合わせが意外と優秀だったが、それでもGear VRには到底及ばない。

f:id:h_imwikr:20171208170626j:plain

コンテンツのクオリティが高い

Cardboardが「Google Play」や「App Store」からコンテンツを選ぶように、Gear VRでは「Oculus Store」からコンテンツを選ぶ。「DMM」や「Within」のように、CardboardとGear VRの両方にリリースされているコンテンツも少なくない。そんな中、特に感動するのはやっぱりGear VR専用コンテンツ。

天井まで広がる画面が大迫力の「Amazing Cinema」。それはまるで国立科学博物館で見た「シアター36○」のよう!

f:id:h_imwikr:20171208164437j:plain

Amazing Cinema | Oculus

びっくりして思わず変な声が出てしまった「Face Your Fear」。ホラーなんて眼中になかったが完全に食わず嫌いだった。

f:id:h_imwikr:20171208164447j:plain

Face Your Fears | Oculus

使い勝手がいい

Gear VRの側面には各種ボタンやタッチパッドが付いていて、全ての操作を装着したまま行える。

f:id:h_imwikr:20171208164509j:plain

充電もスマホを取り付けたママ(使用中は充電できない)。

f:id:h_imwikr:20171208164558j:plain

近接センサーのおかげで、Gear VRを装着すればすぐにVRを再開できる。この辺の使い勝手は快適そのもの。

f:id:h_imwikr:20171208164621j:plain

Gear VRの弱み

発熱が致命的

発熱がとにかくヤバい。「よくこれで発売したな」と逆に感心するレベル。10分もすると警告が出て、一旦そうなるとパフォーマンスが落ちて見られたもんじゃない。自遊空間で(S6 edgeを使って)体験した時はなんともなかったから、「さすがに動画を見るくらいなら大丈夫だろう」と甘く見ていた...。今思うとあれは独自にチューニングしてあったのかもしれないな。いや、きっとそうだ。

動作が安定しない

コンテンツによっては再生できなかったり、読み込みにやたら時間がかかったり、しかも真っ暗な画面が表示されるだけで、読み込み中なのかフリーズしてるのか判断できなかったりする。発熱の警告が割り込むと、それまで見ていたコンテンツに復帰できなかったり、イマイチ動作が安定してくれない。S6の性能が足りていないのかな。S6はSDカードが差せないから容量不足も結構深刻・・・。

着け心地がイマイチ

Gear VRの重さはS6と合わせて約450g。試しに「Netflix」で映画を見てみたら1時間経たずにギブアップ…。重さもさることながら、圧迫感があって笑いたくても笑えないのが地味につらい。とりあえず映画には向かないな。

発熱対策を考える

圧倒的なトラッキング性能にハイクオリティなコンテンツ、あとは致命的な発熱さえ何とかなれば・・・。それについて調べてみると、ファンを使って風を当てるのがベストらしい。

まず見つけたのがこれ。バッテリー内蔵で着脱も簡単。

 

 

バッテリー容量が1000mAhと少なく、おそらく使うたびに充電が必要。めんどくさそうなので、もっと容量の多いものを探してみた。

 

 

 

 

容量も多いし吸盤で装着できる。「いいじゃん!」と思ったものの、サイズ(長さ)が大きすぎてGear VRでは使えない。下のやつは135mmだからS6以外ならギリギリ使えるかも?

f:id:h_imwikr:20171208170103j:plain

いずれにしても、ファンを装着することで充電ケーブルが1本余計に必要になってしまう。いや待てよ、USBファンとモバイルバッテリーを組み合わせれば1本で済むんじゃないか?この「充電ケーブルを1本で済ます」という謎のこだわりによってGear VR生活に終止符を打つことになるとも知らずに、「これは良いことを思いついた」とご機嫌なぼく。

f:id:h_imwikr:20171208164906j:plain

USBファンはサイズが合いそうな80mmのものを適当にチョイス。

 

 

モバイルバッテリーは充電・給電が同時にできるものを。その機能は、「パススルー」、「まとめて充電」、「追っかけ充電」など、メーカー各社が勝手に呼称しているせいでややこしい。今回はまとめて充電に対応した「エレコム DE-M01L-6030BK」を購入。

 

 

仕様上の注意点

そうだ、一つ注意点があった。Gear VRの充電端子はなぜか1Aくらいの入力がないと受け付けてくれない。だからモバイルバッテリーからUSBハブを使ってGear VRとUSBファンに分岐させることはできず、モバイルバッテリー側に2ポートの出力端子が必要になる。

効果は絶大だが...

試しに取り付けて使ってみると効果は絶大!オーバースペックなんじゃないかと思うほど冷える冷える。これで発熱の心配は完全になくなった!・・・ただしクッソ重い…。

f:id:h_imwikr:20171208165039j:plain

あれ、僕は何をやってるんだろう...。急に我に返ってすっかり気持ちが切れてしまった。たしかにトラッキング性能はすごいしコンテンツのクオリティも高い。Cardboardとは別物の体験ができる。でもここまでして使い続けるほどのものか?いや、そうは思えませんわ。というわけで、もう少し楽しんだらまとめて売ってしまおうと思う。