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遠回しな言い方しかできない母と、それにイライラしてしまう僕

5,6年前から、母に対して無性にイライラするようになった。いい子にしてきた僕にとって、親を疑うことは新鮮で、解放感のようなものがあった。でも次第に、イライラしている自分にイライラするようになってしまった。これまでその原因や対処法を考えてきたが、イライラは募る一方で埒が明かない。

最近は半ばあきらめて、「遅れてきた反抗期」ということにして片づけようとしていた。そのうち時間が何とかしてくれるだろうと。

でも、ついに突破口を見つけたかもしれない。

母は言いたいことをはっきり言わず、遠回しなアピールという形で伝えてくる。知ったかぶりや、謎の上から目線はもちろん、自分の非を認めず言い訳を重ねるし、頼み事があれば、頼まれる側の方から「やろうか?」と言うように仕向けるし、何か決断するときは、自分の責任にならないように、「他の誰かがそう言ったから」みたいな形に持っていこうとする。

自分を大きく見せたり、有利な立場に持っていこうとするだけでなく、母の行動が、できるだけ自然な形に見えるように工作する傾向もある。例えば、「肩が痛い」と伝えたいときは、わざとらしくストレッチしてから話し始める。会話のきっかけとして、無駄な質問に答えさせられることも多い。

こうやって自分の思惑通りに、しかも間接的にコントロールしようとしてくる母がムカつく。

hiki-jiritsu.hatenablog.com

だから僕は、あえて期待に背くような返事をしたり、無視したりする。そうすると、「我ながら意地悪だなあ」という後味の悪さが残る。でもそれしか策がない。

僕がやっていることは母と同じだ。やめて欲しいのに直接言わず、期待に背く反応を繰り返すことで、母をコントロールしようとしている。

僕には妹が2人いるが、下の妹は、言いたいことをはっきり言えるし、自分の弱みを見せることもできる。そんな妹は、母と友達のように話すことができる。母の問題点に気づいていないわけじゃない。ただ、母の気になる言動に嫌味のないツッコミを入れたり、適当に受け流したりできる。母がしどろもどろになって気まずい空気になっても、次の瞬間には楽しそうに話している。

そんな妹を見てもなお、僕が言いたいことをはっきり言えないのはなぜか。漠然とした怖さがあるからだ。たぶん、母も同じだろう。それでも、自分が正しいことを、相手に分かってもらいたいと思っている。相手を見下している。お互いけん制し合って、身動きが取れなくなっている。

だから、「お前が態度を改めろ」ではなく、「どうしようもないお前を許してやる」でもなく、同じ問題を抱えていることを逆手にとって、「これからは、お互いに、言いたいことをはっきり言うようにしよう」と、対等の立場で問題に向き合えば、たぶん解決できる。すぐに言い出せる気はしないが。