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【タブレット比較】電子書籍を快適に読むために必要な画面サイズを調べた

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電子書籍をより快適に読みたいと思って、Kindle Fire HDX 8.9というタブレットを買った。その流れで、画面と本の大きさの関係について調べたので、まとめてみた。

電子書籍の表示タイプ

電子書籍は、その表示タイプから2種類に分けられる。

リフロー型

画面の大きさに合わせて、文字や余白の大きさを調整してくれるタイプ。画面の大きさはあまり関係ない。

固定レイアウト型

漫画や雑誌など、図が多く含まれる場合、それから自分で本を裁断してスキャン(自炊)する場合は、このタイプになる。文字の大きさは画面の大きさによって決まってしまう。

今回はこの固定レイアウト型について見ていく。

本の大きさ

まずは固定レイアウト型に多く見られる本の大きさをピックアップ。

雑誌

大きめの雑誌はA4を基準に、縦方向を縮めるか、横方向を伸ばしたものが多い。

漫画

A5、B6、新書判、文庫判(A6)などがある。新書判はB40という規格が基準になっていて、出版社によって大きさはさまざま。

それ以外(図解など)

A5とB6が多い。

自炊した場合

自炊の過程で本の綴じ代を裁断するので、元よりも少し縦長になる。

サイズを表にまとめた。

  雑誌 A5 A5(自炊) B6 新書判 文庫判
縦 * 横(mm) 275 * 210 210 * 148 210 * 138 182 * 128 173 * 116 148 * 105

画面の縦横比が重要

画面と本の縦横比が近いほど、画面を広く使うことができる。タブレットの場合は16:10のものが多い。次いでiPadや、ZenPadの一部など4:3のものがあり、スマホに多い16:9はほとんど見られない。あとは3:2なんてのもあるが、今回は省略。

本を表示した時にどれだけ画面をいっぱいに使えるか、縦横比ごとに比べてみた。

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全体的に、4:3が有利な傾向にある。こうしてみると、今回は含めなかった3:2のバランスが一番いいかもしれない。

画面のスペック

次に、画面サイズごとにタブレットを選んで、画面のスペックを表にまとめた。

  インチ数 縦 * 横(mm) 縦横比 解像度(px) 画素密度(ppi
Kindle Paperwhite (マンガモデル) 6 122 * 91 4:3 1448 * 1072 300
Nexus 7 (2013) 7 151 * 94 16:10 1920 * 1200 323
ZenPad S 8.0 7.9 161 * 120 4:3 2048 * 1536 324
Qua tab PX 8 172 * 108 16:10 1920 * 1200 283
Kindle Fire HDX 8.9(2013) 8.9 192 * 120 16:10 2560 * 1600 339
iPad Air 2 9.7 197 * 148 4:3 2048 * 1536 264
ARROWS Tab F-03G 10.1 218 * 136 16:10 2560 * 1600 299

元の本に対して、どれくらいの大きさで表示できるか

実際に表示したときどれくらいの大きさになるか、元になった本と同じ場合を100%として、グラフ化してみた。

雑誌

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A5

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A5(自炊した場合)

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B6

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新書判

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文庫判

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4:3のタブレットは16:10のものと比較して、雑誌で1インチほど、A判とB判で0.5インチほど有利になるようだ。

文字の大きさの変化

前述のとおり、画面の大きさに伴って文字の大きさも変化する。

文字の大きさを比較(50%)
文字の大きさを比較 (75%)
文字の大きさを比較 (100%)
文字の大きさを比較 (125%)
文字の大きさを比較 (150%)

小さいよりは大きい方がいい。でも大きすぎるとさすがに見づらい。

見やすい本の大きさ

画面の大きさによって見やすい本の大きさを、個人的な基準で表にしてみた(あくまで拡大せずに読もうとした場合) 。

単ページ

  雑誌 A5 A5(自炊) B6 新書判 文庫判
Kindle Paperwhite (マンガモデル)          
Nexus 7 (2013)        
ZenPad S 8.0  
Qua tab PX    
Kindle Fire HDX 8.9(2013)  
iPad Air 2    
ARROWS Tab F-03G    

見開き

  雑誌 A5 A5(自炊) B6 新書判 文庫判
Kindle Paperwhite (マンガモデル)            
Nexus 7 (2013)            
ZenPad S 8.0          
Qua tab PX            
Kindle Fire HDX 8.9(2013)          
iPad Air 2      
ARROWS Tab F-03G      

雑誌もそのまま読めないわけではないが、素直に拡大した方が見やすい。拡大が前提になるため、4:3のタブレットで画面いっぱいに表示できることは、それほど長所にならない。

逆に新書判や文庫判は、10インチクラスともなるとかなり大きく表示されるので、見開きの方が見やすくなってくる。A判とB判は見開きでも縦横比が変わらないので、相変わらず4:3が有利。新書判に至っては、ほぼ100%画面を使い切ることができる。4:3の画面は、見開きで真価を発揮するといえるだろう。

上の表から分かる通り、画面が大きいタブレットでは、単ぺージと見開きの見やすさが拮抗する。どちらにも対応できると言えば聞こえはいいが、本の大きさによっては、単ページでは大きすぎ、見開きでは小さすぎることがストレスになるかもしれない。

見開きで見るつもりがなければ、8インチクラスでも大体の本には対応できる。でも個人的には、これまで使ってきたZenPad S 8.0でA5の本を読むと、文字の小ささが気になる。

Kindle Fire HDX 8.9で同じようにA5の本を読むと、10%程度大きくなっただけでも印象が違う。自炊した本ではさらにその差が広がる。でも欲を言えばもう少し欲しい。

まとめ

画面の大きさを比較したが、大きくなるほど本体も大きく重たくなる傾向があるので、そのバランスが難しい。

それ以外にも、画素密度(ppi)、バッテリーの持ち、持ちやすさ(ベゼルの太さ)、画面のロックを解除して本を開くまでの手数、環境光センサーの位置、輝度を調整する手段などが重要だと思う。

まあこの辺は完全に主観だし、結局のところは実際に使ってみるしかないという、身もふたもない結論になった。

もし余裕があるなら、あれこれ考えるまでもなく、iPadXperia Tabletを買えばいいと思うよ。

 

 

hiki-jiritsu.hatenablog.com

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