ひきこもりから自立を目指す

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人との関わり方を忘れてしまおう

もう何か月も、ほとんど外出しない生活が続いている。外出する理由が見つからないからだ。

以前は「日光を浴びること」が大きな理由になっていた。でもそれは自室が北向きで薄暗かったときのこと。いまの部屋は南向きで一日中明るく、レースカーテン越しに入る光を見るだけで満足している。

他にも運動だったり、小さな買い物だったり、何かと理由を作ってきた。それらはすべて「できるだけ外出すべき」という義務感から来ている。少しは社会と接点を持ち続けないと、取り返しがつかなくなる気がしていた。

でも最近はそんなことも意識せず、ただなんとなく過ごしていたらずっと家にいた。そんな状態で久しぶりに外出すると、家の鍵を閉める習慣がすっかり抜け落ちていたりする。

同じように、人との関わり方も忘れてしまう。関わるといっても、店員との些細なやり取り程度のことだが、自意識過剰な僕にとってはすべてがストレスになる。

漠然としたネガティブな印象は相変わらずあるが、具体的な振る舞いを忘れているので、毎回少し考える必要がある。「ポイントカードはお持ちですか」と聞かれたときに断る声のトーンはどうしようか。そういう場面に遭遇するたびに、以前のことを思い出そうとしていることに気づいた。

声にならないようなか弱いトーンで「イイデス...」と言いつつ、わずかに顔を左右に振動させることがベストとは到底思わない。それでも、今までにない振る舞いをして失敗するよりはましだ。そうして、自分なりに無難ないつも通りの対応を繰り返して、それがさらに習慣化に拍車をかけて、自分ではどうしようもないほど根付いてしまうのだと思う。

だから、それがとっさに思い出せなくなったことはむしろチャンスだ。リアルタイムで回想していたらとても間に合わないから、いつもと違う振る舞いをせざるを得ない。結果的に、落ち着いてはっきりと意思表示することができた。

同じように、歯の定期検診のお知らせハガキがきた時も、予約のための電話が嫌で仕方なかったが、具体的にどう嫌だったのか忘れてしまった。以前なら、電話をかけるか否かで何日も葛藤していたところだが、今回は届いた翌日に電話をかけて済ますことができた。

このように、自分ではどうしようもないほど習慣化してしまった振る舞いや苦手意識に対しては、距離を置いた方がいい気がする。もちろん要因がこれだけとは限らないが、これからさらに寒くなるし、引きこもる理由があったほうが都合がいい。