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貯まってしまった小銭たち

 人からどう思われるか気になりすぎると、些細な事でも考えて行動しなければいけない。レジでお金を取り出す時間がかかると周囲の人をイライラさせてしまうかもしれないとか、小銭の組み合わせによっては頭が悪いと思われるかもしれないとか、ぴったり支払うとレシートが出てくるまで待っている時間が気まずいとか。だから「ちょっと小銭を探したけれど無かったのでやっぱりいいです千円で。」みたいな風を装い続けてきた。

 そうして小銭入れがいっぱいになる度に小箱に開けてきたが、小箱とはいえ机の引き出しの中で場所をとるし、小銭を支払うくらいはできるようになりたいと思った。だから去年頻繁に外出するようになったのを機に、訓練のつもりで少しずつ使ってきた。一けた円玉は主に100均やコンビニで。二ケタ円玉は主に電車の切符で。

 電車の切符は盲点で、使えると気づいた日は小銭入れ一杯に入れて意気揚々と向かったけれども、その時は14枚しか入らなかった。ネットで調べると20枚以上行けたという情報もあるし、バラツキがあるらしい。上限が決まっているのは容量の問題だけではなく、偽造硬貨を返却して正規の硬貨とすり替えることを防ぐ意味もあると知ってなるほどと思った。

 努力の甲斐あってすっかり小銭を支払うことに抵抗はなくなった。あとは100円玉と500円玉を残すのみ。当初の目的は達成したし、ここからは額が大きいので一気に預金することにした。

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 前に一度たまった小銭を銀行の窓口に持っていったら、待合席の奥の方で延々数えることになって恥ずかしかった。係りの人に「頑張って貯めましたね」とか言われて余計に。今回は事前に数えてあったけど、やっぱり窓口には抵抗があってATMから預けた。

 ATMから一度に預けられる枚数は銀行によって違って50枚と100枚のところが多いらしい。僕のところは100枚だった。しかし入金しようとして気づいたがまず投入口が狭い。一度に数枚しか入らず苦労した。そして数えるまでしばらく時間がかかって、入金後もしばらく使えなくなってしまう。今回は空いていたからいいものの、それでも悪いことをしている気分になる。こんなことなら窓口にしておけばよかった。

  でもついでに財布の中にある小銭も預けたし出し切った感がある。小銭がゼロなんていつ以来か分からない。