ひきからじりつ

心境を記録中・・・

ついに退院、新ブログ始動

8か月間を過ごした精神病院から今日ついに退院。毎週のように外泊していたからまだあまり実感はないけど、これを機にやりたいことがいくつかある。

その一つが、新しいブログを立ち上げること。

このブログの主な目的は、ひきこもりから自立を目指す過程を記録すること。でも、初期のころから考え方があまりにも変わった。当時は良かれと思って書いたつもりのことも、今見ると的外れだったり、少ないことから多くのことを語ろうとしすぎて恥ずかしく感じるものが多い。

そこでいったん仕切りなおすことにした。過去記事は残しつつ、検索結果には引っかからないように。このブログの更新はこれで最後にします。ありがとうございました!

新ブログ(ひきからじり2)
https://hiki-jiri2.hatenablog.com/

森田療法の考え方

hiki-jiritsu.hatenablog.com

入院するとき、先生から渡された治療方針の中に「森田療法」があった。それについて知りたくなって今さら本を読んでみた。

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法の考え方

完全欲へのとらわれ

神経質な人は「生の欲望(よりよく生きたいという思い)」がとても強い。「かくあるべし」という高い理想像と現実とのギャップから、不安が生まれる。それに「とらわれ」てしまうと、自己否定、劣等感、逃避行動につながる。森田療法では不安はあって当然とみなして、排除しようとしない。

精神交互作用

不安から生じた症状をなくそうと意識すればするほど、かえって症状が出てしまう。これを「精神交互作用」と呼ぶ。僕にもそういう経験はたくさんある。例えば電話でうまくしゃべろうとするあまり、自分でも何を言っているのかわからなくなってしまったことがある。そもそも不安があって症状が出ているのに、そこに集中するほどかえって不安になって、症状がひどくなる悪循環に陥ってしまう。

あるがまま、目的本位

そこで大切なのが「あるがまま」、「目的本位」という考え方。不安はそのまま「あるがまま」にしておいて、「目的本位」で本来の目的に集中する。電話でうまくしゃべれないことはあるがままに、とにかく用件を伝えることに集中する。そういう行動が習慣になるにつれて、いつのまにか症状が気にならなくなっていくという。

ゆるし

この世は不条理なこともあるし、誰もが弱さを持つ。それが自然な姿。どうしようもないことはそのまま受け入れること。それは「ゆるし」にもつながる。

外に出て実践していきたい

完璧じゃなくて当たり前

森田療法は、ネガティブな感情はそのまま認め、そのうえで目的本位な行動をとればいいという、今後あらゆる場面で役に立ちそうなヒントを与えてくれた。例えば将来の不安。だんだん老いていくし、いつ病気になるかわからない。そして最後は確実に死ぬ。そんな不安も、あって当然なんだ。例えば人にイライラするとき、自分も他人も、完璧じゃなくて当たり前なんだ。

人ではなく「人からどう思われるか」が怖かった

僕は人が怖くて長年引きこもってきた。正確に言うと、「人からどう思われるか」が怖かった。「善良であるべきだ」、「社交的であるべきだ」、「高い能力を持っているべきだ」、「容姿端麗であるべきだ」―。人と接すると否が応でも「そうじゃない自分」を見なくてはいけない。つまり、他人がどうこうではなく、完璧じゃない自分を見るのが怖かったんだ。

入院生活での変化

今年の初めからこれまで7,8か月の入院生活で実践してきたことは、まさに森田療法的で、自然と目的本位の行動がとれるようになってきた。父との関係母との関係が改善したり、行きたいところに行ったり。人と接するときの不安はいまだにあるが、このままどんどん実践していきたいと思えるようになったという意味で、ようやく外に出ていく準備ができたと思う。


実はこの本、数年前に読んだことがあった。内容は(こんなに役に立つのに!)きれいさっぱり忘れていたから、ただ読めばいいってもんじゃないことも分かった。

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

そろそろ退院かな

hiki-jiritsu.hatenablog.com

入院して7か月が経ち、先生との会話の中に「退院」という言葉が出てくるようになった。先生は、これまでの僕の変化が予想以上だったと喜んでくれている。「あとは、実生活でどう生かすかだね。」と。

「これから何をやってみたい?」と聞かれて、僕はすぐに答えられなかった。考えたこともなかった。でもそうか、もうそういう段階まで来たんだ。

先日、東京に寄る機会があった。行ってみたいと思っていた「クリスタルワールド」で蛍石を買った。海鮮丼を食べた。カレーも食べた。いろいろな家電を見て回った。バッティングセンターにも行った。初めて電子マネーで支払ってみた。

納得のいく石を買いたくて、さんざん吟味した。以前なら「万引きと間違えられたら嫌だ」と、手に取ることすらためらっただろう。食事の店に入るのは、今でも勇気がいる。外食の経験が少ないから、どうすればいいのか分からない。でも食べたいものを食べたい。以前のように、毎回コンビニで買って人気のない公園で食べることしかできないのは嫌だ。バッティングセンターは、そもそも場所が分からず近くの店員に聞いた。いざ行ってみると、僕の知ってるところと違って硬貨が使えない。どうやらプリペイドカードが必要なようだ。「めんどくさいからやめよう」と止めてしまった。でもあきらめきれずもう一度行った。あれ、バットってこんなに重かったっけ?100km/hってこんなに速かったっけ?こんなへたくそなプレーを後ろにいる人たちに見られるのは恥ずかしい。でもたまにミートできるとやっぱり楽しい!

人の中に行くときの不安は少なくなっても完全になくなったわけじゃない。でもそれ自体は自然なこと。問題は、その不安にとらわれて何もできなくなってしまうこと。だからあえて不安をそのままにして、そのうえで自分がやりたいことをやる。そうやって目的志向な行動を目指すこと、これが森田療法の「あるがまま」だと僕は理解している。

この森田療法、もう100年近く前からある手法だ。入院するとき、先生から渡された治療方針に書かれているのを見たときには、「なにを今さら」と内心思ったものだけど、いざ本を読んでみると、なんだ、ためになるじゃないか。

これまで得た知識と経験を、実生活でどう生かすか。先日の東京で実践してみて、これなら続けられそうだという手ごたえがあった。

森田療法 (講談社現代新書)

森田療法 (講談社現代新書)

hiki-jiritsu.hatenablog.com

Google PayでSuicaをチャージできなかった

AndroidモバイルSuicaを使おうと、「Google Pay」をインストールした。このアプリ経由でチャージすると、通常1000円くらいかかる年会費がタダになる。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.walletnfcrel

いざチャージしようとすると、「しばらくしてからもう一度お試しください」というエラーが出て先に進めない。

原因は、チャージに使うカードが「仮想クレジットカード(VCC)」だったこと。ヘルプページにちゃんと記載はあるんだけど、他ではこんなことなかったし、何の手がかりにもならないエラーメッセージも不親切じゃないか。

と思ったんだけど、さっき試したらなぜかチャージできるようになっていた。心当たりはない。しいて言えばアプリ内から「楽天Edy」を追加したくらいか。うーん、分からない。