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祖母にタブレットをプレゼント #3 実際に使ってもらった

hiki-jiritsu.hatenablog.com

カスタマイズしたQua tab PXを、いよいよ祖母に渡して使ってもらった。はじめは「こんなものもらっても困るわ」と言って戸惑っていたが、地図や動画を見ているうちにすっかり気に入ってもらえた。

誤算だらけ

とりあえずは良かったが、いろいろ誤算も多かった。

説明書を読まない

自作した説明書はほとんど読んでもらえなかった。祖母は意外と冒険心があって、分からないなりにいろいろ弄る方が性に合っているようだ。まあ僕の想像があまりにもずれていて、それをもとに作った説明書を読まれるよりは都合が良いという皮肉な結果となった。

画面タッチが難しい

祖母にとっては、まず画面のタッチからして難しい。爪が長いのでそもそも押しづらく、強さの加減も分からず、手がぶれるのでタッチしたつもりがフリックになってしまうことも多い。操作に使う指以外が触れるとうまく操作できないことは早々に理解してもらえたが、つい触れてしまうことも多かった。タッチペンを使ってもらってもあまり改善せず、この辺は慣れてもらうしかないな。

というわけで当初予定していた文字入力は問題外だったので、音声入力に切り替えた。はじめからこうしとけばよかったわ。

ホーム画面とそれ以外の区別が付かない

Googleアプリの場合、アプリを起動すると右上にマイクのアイコンが表示されて、それをタップすると音声入力できる。祖母には(当然と言えば当然だが)ホーム画面とそれ以外の区別がなく、ついホーム画面でマイクのアイコンを探してしまう。音声入力しか使わないなら「音声入力」アプリをホームに配置した方がいいだろう。

祖母はYouTubeを見ながら歌えることが一番うれしいようなので、無理にインターネットを活用してもらおうとせず、YouTubeアプリの使い方を覚えてもらった方がいい気もする。

ホーム画面とそれ以外の区別がないということは、ホームボタンと戻るボタンの区別もつかないということだ。戻るボタンはAndroidの大きなメリットだと思うが、今のところは似たようなボタンが二つあって混乱を招いている。この辺をどう説明するかは悩みどころ。

充電が難しい

充電ケーブルは事前に裏表を気にせず挿せるタイプを用意してあったが、ただでさえ小さいmicroUSBの扱いは祖母にとっては難しすぎた。というわけで、端子をマグネットに変換できる商品を買った。

 

 

ケーブルの抜き差しよりは圧倒的に楽だ。はじめからこれにしとけばよかったわ。

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*画像のKindle Fire HDX 8.9では問題なく使えたが、PS4のコントローラーは端子が緩くて使い物にならなかった。
*分かりやすいように分厚いタイプを買ったが、薄いタイプもある。

 

サンワサプライ Magnet脱着式microUSBケーブル 1m KU-MMG1
 

 

決めつけは止めようと思った

僕の予想が良くも悪くもだいたい合っている前提でことを進めても通用しないことはよく分かった。やっぱり実際に使ってもらわないと分からない。良くも悪くもと言うのは、僕の予想以上に理解できることもあったからだ。「どうせ説明しても分からないだろう」というナチュラルに見下した決めつけは、これに限らず止めようと思う。

帰りがけに、「それじゃあこのお金を渡さないとね」と祖母が言うから、「(さっきもプレゼントって言ったじゃん)ほんとにいいよ、みんなからのプレゼントだから」となだめるように言った。そしたら、お遣いを頼まれて途中で買って行った洗剤のことだった。

祖母にタブレットをプレゼント #3 説明書を作った

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祖母にプレゼントするタブレットの準備を済ませた。とにかくシンプルに使えるようにカスタマイズしてあるが、それでも覚えてもらうことはあるし、忘れたときのためにも説明書を作ることにした。

おばあちゃんが何をしたいのか、何が分かりづらいのか、相手の立場に立って考えることはとても難しい。この前iPhoneを触ってもらったときのことを思い出したり、先人たちの知恵を借りながら、なんとかまとめることができた。

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カスタマイズしてあることが前提で汎用性は全くないが、誰かに見てもらいたいので全10ページの高解像度版を公開します。

タブレットの使い方.zip - Google ドライブ

操作の説明に使っている手のアイコンはフリー素材を使わせてもらった。

スマフォ操作のタップ、フリック、ピンチの手 | シルエットデザイン

出来上がった説明書を印刷してファイリングして、いよいよプレゼントする準備が全て整った!

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祖母にタブレットをプレゼント #2 らくらくタブレット化

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83歳の祖母にプレゼントするために「Qua tab PX(以下、本機)」を買った。

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とにかくシンプルにカスタマイズ

とにかくシンプルに使ってもらうために、徹底的カスタマイズしていく。

あらかじめOSを7.0にアップデートして、自動更新を無効化しておく。

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使うアプリは最小限に

祖母の用途を考えると、YouTubeや辞書アプリは是非入れておきたい。でもアプリが増えるとそれだけ覚えることも増える。そこは割り切って、Webブラウザを使いこなしてもらった方が良いと判断した。

ほとんどのブラウザアプリは、タブ機能がついていたり、スクロールすると検索バーが隠れたりして操作がややこしい。それらの不満をほぼ解消できるアプリもあったが今度は別の欠点があったりして、なかなかベストなアプリが見つからなかった。

最終的に使うことに決めたのは、意外にも最初から入っているGoogleアプリだった。ホーム画面からアプリを起動すると毎回同じ画面が開くので、シングルタスクのような感覚で使える。タブ機能もない。

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ウィジェットを配置

ウィジェットは時計とスライドショーの二つを配置。時計は「DIGI 時計」を使って、タップすると「日めくり」が起動するように、 スライドショーは「Nice Simple Photo Widget」を使って家族の写真を表示して、タップすると次の画像に変わるように設定してある。

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ホームアプリはApex Launcher

ホームアプリはカスタマイズ性の高い「Apex Launcher」を選んだ。アイコンやラベルをカスタマイズしたり、配置をロックしたりできる。ドロワーを削除して、ホーム画面長押しで出てくるメニューなどもすべて無効化すれば、ホームに配置されたアプリやウィジェット以外は起動できなくなる。

そのままでは一切の変更もできなくなってしまうので、別のホームアプリにApex Launcher設定のショートカットを置いて、本体設定の「ホーム選択」からアクセスできるようにしておいた。

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必ずホーム画面から始まるように

本体設定から画面ロックを「なし」にして、電源ボタンを押したらすぐにホームが表示されるように、それから「Tasker」を使って、画面がOFFになるとホームに移動するように設定した。これで、必ずホーム画面から始まるようになった。

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画面の明るさを自動で調節する

本機には照度センサーが付いていない(使いだしてから気づいて愕然とした)が、「Lux Auto Brightness」を使えばインカメラを使って画面の明るさを自動で調節できる。画面をONにしたタイミングで調節するようにしてある。

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不具合?

本機にsimカードを挿さずに使う場合、本体を再起動すると画面の明るさがリセットされる仕様(不具合?)がある。調べてみると「一度でもsimカードを挿せば大丈夫」とのこと。docomosimカードを挿して再起動したらOKだった。

docomoの場合、料金プランによっては「指定外デバイス料」が請求される可能性があるので、念のためカードを挿す前に機内モードにしておいた。

操作に使う動作も最小限に

操作に使う動作も割り切って、タップ、スワイプ、ピンチの3つに限定。本機はユーザー補助の「タッチ入力」で、ロングタップとダブルタップを封印できる。ダブルタップで画面がONになる機能についてはOFFにする設定が見当たらなかった。

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ロングタップを封印すれば、ホームボタン長押しでアシストアプリが起動することも防げる。それ以外にも、本機には「Qボタン」という独自のハードウェアキーがついていて、任意のアプリを起動できるようになっている。これも誤操作の元なので、「Do Nothing」を割り当てて無効化した。

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通知領域も最小限に

通知領域は混乱を招きそうなので、通知パネルを編集してすべて排除。本体設定からアプリの通知もできるだけブロックした。

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縦画面で固定

本機はタブレットUIなので、画面を回転するとナビゲーションバーの位置が変わってしまう。これも混乱を招きそう。ディディスプレイ設定の「表示サイズ」を真ん中以上に設定するとスマホのUIに切り替わってナビゲーションバーを固定できるが、逆に使いづらくなる部分もある。悩んだ結果、ここも割り切って「縦横表示の自動回転」をOFFにして、縦画面で固定することにした。

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高齢者にはハードウェアキーがある機種の方がいい

アプリがフルスクリーン表示になると、ナビゲーションバーが隠れてしまう。できるだけそうならないように設定してあるが、それでも動画を見ているときにフルスクリーンになってしまう可能性が残っている。ここは説明でカバーするしかない。画面回転にしてもフルスクリーンにしても、高齢者にはハードウェアキーがある機種の方が明らかに向いていると今さらながら気づいた。

使わないアプリを無効化

使わないアプリはできるだけ無効化する。うっかりアプリを更新したりインストールしないように、Playストアも無効化。YouTubeChromeは、Googleアプリの動作に必要なので残しておく。

各アプリの設定

念のため、YouTubeGoogleアプリのセーフサーチをONにしておく。うっかりグロ画像が表示されるようなことがあったら、それきり使わなくなってしまうかもしれない。

それからChromeの設定から、権限の要求とポップアップをできるだけブロックしておいた。

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充電開始・終了時にメッセージを流す

バッテリーの状態は常にステータスバーに表示されているが、小さくてわかりづらい。Taskerを使って、充電の開始と終了時にメッセージを流すように、終了時には残量も読み上げるように設定した。

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メッセージの読み上げにはTTSという機能を使うが、標準の「Googleテキスト読み上げ」より「N2 TTS」の方が自然でいい。

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省電力機能の設定

Taskerのプロセスがキルされると困るので、電池と省電力設定の「最適化対象外のアプリ」からTaskerを選択しておく。あとGoogleアプリについても選択した方が動作が安定する気がする。

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キーボードを替える

文字入力は高齢者にとって鬼門になるかもしれないが、祖母の場合はいつも電子辞書を使っていることもあってローマ字入力に慣れている。標準の「日本語入力」は表示が分かりづらいので、「Google 日本語入力」を入れた。

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らくらくタブレット

その他、必要ない機能をOFFにしたり細かいところを調整して、おばあちゃん専用仕様の「らくらくタブレット」が完成した!

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次は説明書を作っていく。

 

LG au Qua tab PX LGT31 (ホワイト)

LG au Qua tab PX LGT31 (ホワイト)

 

 

 

LG au Qua tab PX LGT31 (ピンク)

LG au Qua tab PX LGT31 (ピンク)

 

 

 

 

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祖母にタブレットをプレゼント #1 タブレット選び

僕の勝手な思い付きで、近くに住んでいる祖母(推定85歳)にタブレットをプレゼントすることになった。「おばあちゃんに楽しんでもらいたい」と言えば聞こえはいいが、「楽しんでいる姿を見せてくれ」という一方的な願望だ。まあ、やるからには全力を尽くさせていただきます。暇だし。

まずはタブレット選びから

祖母にiPhoneのアプリをいくつか試してもらったら、カラオケと漢字の練習アプリが特に気に入ったようだ。タブレットの画面は大きいほどいいと思っていたが、iPhoneの小さな画面でもわりと的確に操作できていたし、本体を片手で持って操作しがちだったので、小さめの方がいいかもしれない。

祖母はPCやガラケーはほとんど使えないが電子辞書を愛用していて、デイサービスや病院にも欠かさず持っていく。タブレットもそういう場面で使う前提で話が進んだので、一応simカードを挿せる機種、それからやっぱり小さくて軽い機種がいいだろう。

iPadAndroidタブレット

高齢者向けのタブレットと言えば、まずiPadが思い浮かぶ。でも実際に祖母が使うことを考えると、使うアプリはできるだけ少なく操作もシンプルにしたい。そうなると、むしろカスタマイズの幅が広いAndroidタブレットの方に軍配が上がる。

・使わないアプリを非表示にできる

iPadの場合、使わないアプリはフォルダにまとめるくらいしかできないが、Androidなら完全に非表示にできる。

・見た目をカスタマイズできる

アプリのアイコンやラベルを分かりやすいものに変更できる。

・操作感をカスタマイズできる

iPadのホーム画面をスワイプするとウィジェットやスポットライトが表示されてしまうが、Androidなら1画面で固定できる。

・閉じたアプリを即終了できる

ホームボタンを押してホームに戻ったときにアプリを即終了できる。次回起動したときに必ず最初の画面から始まるので分かりやすい。

【追記】期待していた方法では実現できなかった...。

・戻るボタンがある

操作が分からなくなっても、戻るボタンさえ押せば一つ前の画面に戻れる。広告やダイアログを閉じることもできる。

・デフォルトのアプリを選べる

特定の動作、例えばWebページを開くときに使うアプリを任意に設定できる。

・購入したアプリの払い戻しができる

混乱を防ぐためにも、使うアプリはできるだけ広告が無いものを選びたい。Androidの場合、有料アプリを購入しても2時間以内なら払い戻しできるので気軽に試すことができる。

・PCから遠隔操作できる

離れて暮らしている場合は遠隔操作できるアプリを入れておくといいかもしれない。

コスパに優れるQuaTab PX

7~8インチでsimカードが挿せる機種の中から、防水防塵に対応した「QuaTab PX」を選んだ。

 

LG au Qua tab PX LGT31 (ホワイト)

LG au Qua tab PX LGT31 (ホワイト)

 

 

 

LG au Qua tab PX LGT31 (ピンク)

LG au Qua tab PX LGT31 (ピンク)

 

 

 

 

中古なら1万円ほどで手に入る。1年前に発売された機種なので中古でもバッテリーがへたっている可能性は低いとは思うが、まあプレゼントということもあって未使用品を買った。それでもiPadの中古よりはだいぶ安い!

auのキャリアモデルなので、au系以外のsimカードを使いたければsimロックを解除する必要があったりして少しややこしい。防水防塵が必要なければ他のSIMフリーモデルを選んだ方が無難だと思う。

充電ケーブルについて

QuaTab PXには充電ケーブルとACアダプタが同梱されていないので別途用意する必要がある。充電端子は一般的なmicroUSB、ただでさえ小さいうえに裏表があって分かりづらい。microUSBでも裏表を気にせず使えるケーブルがあったので、ACアダプタと一緒に買っておいた。

 

 

 

 

今のところ僕だけが楽しんでいるが、果たしてこれからどうなるか・・・。

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